調理の行方
journal
僕はよく料理をする。
初めて買ったレシピ本は高山なおみさんの本だったと思う。
料理の写真が良くて、ちょこっと載ってるコラムも面白かった。
あまりに料理をしてみせてるので、いつから料理するようになったのかとよく問われる。
そんな時は、7、8年前にサンフランシスコに1年住んでた時からだと答える。
逆にそれまでは全くしたことなかった、味噌汁を作るくらいだったと思う。
そんな僕がサンフランシスコに行ったら、料理に目覚めた。
サンフランシスコというと特別な因果関係がありそうだが全くない、ただ日本と違ってアメリカには一人で気軽にご飯が食べられるところがファーストフードとかそんなのしかないので、自分で作って食べないとファットになるじゃん、と思ったのが最初だ。
でも、いざとなってみるととても楽しいかった。
サンフランシスコはオーガニックの野菜が安く、とても美味しい。
スーパーに行くのが楽しい日々となり、いろんな料理を試せば試すほどあれこれと食材を使ってみたくなっていった。
料理は完成までのその過程が楽しい。
作りたいもの、食べたいものを考えて、食材準備して、その食材の味の引き出し方、火の通し方、味の付け方、そして結果として失敗することもあったり、この過程含めて全てが楽しい。
“楽しく生きる、生活する”ということを学んでいるようで。
なので俗にいう時短料理、バズ料理というものには一旦興味がなかったりする。