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いにしあちぶ

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市川崑の1952年の映画の「あの手この手」というものがある。

 

公開年から計算すればわかる通り、随分前の映画だ。

その中のセリフで「奥さんにイニシアチブを握られている」というようなものがある。

「イニシアチブ」という言葉は今でこそ普通にビジネス用語的な?感じで聞くことはあるけど、この時代の映画だと少し違和感があったがこの時代に生きていないのでもしかしたらどーってことないのかもしれないが、日本語と日本語の間に入る外来語としては中々存在感があるタイプの言葉だとは思う。

 

話は変わるが、個人的に、言葉は退化するが、進化はしないと思っていた。

例えば、乞食という言葉はなくなり、浮浪者となったがそれもなくなり、いまはホームレス。

それは言葉自体が進化したわけではなく、変化しただけだ。退化して、変化する。

 

ただ、最近は言葉も進化もするのかなと思った。

先に”進化はしないと思っていた”と過去形にしたのは、そう思ったからだ。

例えば、LGBTという言葉はもしかしたら進化していってるのではないか。

LGBTは、 LGBTQとなり、LGBTQIとなり、LGBTQIAとなり、LGBTQIA+と、これは変化ではなく、時代とともに寛容性を広げつつ進化し続けていることだと思う、思いたい。

 

あの手この手

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