五つの輪をめぐった
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そんなタイトルをつけておいて、昔からオリンピックにはある程度興味がなく、今回もほとんど観てはいない、あ、サッカーとスケートボードは観た。
そうにも関わらず、開催前から意外と自分のいる業界周り(デザインや音楽)で多くのことが起こり、考えさせられる機会が多くあった。
開会式と閉会式を比べて、閉会式の方はよく出来てた、開会式は閉会式のリハーサル、などのコメントをたくさん目にしたけど、そもそも開会式はあんなこともあったのだから準備不十分なわけで、あれを観て評価されるとちょっと可哀想だよなとも思った。いずれにせよ、自分には関係ないお仕事たちなので出来不出来などは評価することができるわけもなく、できるとしたら、そういうセンスね、くらいのものだろう。
あと、全然関係ないが、俳優の大竹しのぶさんが開会式に出演されたということも話題になっていたようで、なんとなく森田芳光監督の「黒い家」を観た。
なんとなく観るようなタイプのものでもないんだけど、この映画の大竹しのぶさんは好きで、だけど映画が「うげー」って感じのものでもあるのであまりもっかい観ようとならない。
途中、西村雅彦さん演じる夫が、大竹しのぶに腕を切断され、保険金を要求するという病院での一連のシーンがあるんだけどその絵面が酷すぎて笑える。その大竹しのぶに、「あんた、そりゃ無茶だ」と説得にくる保険外交員の小林薫さんのことをあっさり殺すのもいい。
この原作が出版された翌年、あの和歌山カレー事件が起き、その内容にある保険金詐欺と夫と妻の関係がリンクしすぎてて話題になった。